この記事では、愛知県で写真撮影におすすめの観光スポットを、実際に訪れて撮影した写真とともに紹介します。
愛知県といえば名古屋グルメや歴史のイメージが強いですが、実は写真映えするスポットがたくさんあります。
今回は歴史ある城や神社、自然や町並みなど、「写真に残したくなる愛知の風景」を6か所厳選しました。
観光としてはもちろん、これから愛知で撮影スポットを探している方にも参考になれば嬉しいです。
名古屋城(名古屋市)|金シャチと天守

王道だけど外せないのが名古屋城です。徳川家康が諸大名に命じ、所謂天下普請により築城された城です。以降尾張徳川家の居城として存続します。
天守、本丸御殿の大部分は昭和戦前期まで残存していました。しかし、1945年の空襲で消失してしまい、戦後に復元されて今に至ります。
権威を示す金のシャチホコが有名ですが、シャチホコは頭が虎(龍とも)、体が魚という想像上の生き物で、「火事のときに水を吹いて火を消す」という伝説があった火災除けのお守りのような存在です。
余談ですが、シャチホコを初めてお城に取り入れたのは織田信長です。安土城の天守にも金のシャチホコが飾られていたと言われています。
名古屋駅前のミッドランド スクエアのオフィス最上階にある展望台からは名古屋市内を見渡すことができ、近代都市に溶け込む名古屋城を俯瞰することができます。

熱田神宮(名古屋市)|緑に包まれた格式高き神社
約1900年の歴史を持つ格式高い神社で、「熱田さん」の名で古くから崇敬を集めています。名古屋市内にありながらも緑に囲まれ、都会の喧騒を忘れさせる空間に包み込まれます。
日本神話にゆかりのある神社で、三種の神器の一つ「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が祀られています。
三種の神器とは、日本の皇位継承を象徴する三つの宝物のことで、草薙剣(くさなぎのつるぎ)は熱田神宮、八咫鏡(やたのかがみ)は伊勢神宮内宮、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居に鎮座します。
犬山城(犬山市)|国宝天守と木曽川の絶景

通称「白帝城」とも呼ばれる犬山城は、木曽川のほとりの小高い山に建てられた城です。尾張と美濃の国境に位置していたことから、何度も激戦の地として戦いが行われてきた歴史があります。
「日本100名城」の1つであり、さらに全国で5城しかない国宝のお城で、天守は現存する日本最古のものです。
小さな天守ではありますが、店主が山の上に位置していることから、木曽川はもちろん、遠く濃尾平野や御嶽山までを望むことができます。伝統的な漁法である鵜飼の場所とも知られており、毎年夏の時期には木曽川うかいを見ることもできます。
香嵐渓(豊田市)|紅葉が美しい愛知屈指のフォトスポット

香嵐渓は紅葉の名所として人気の場所です。川沿いのモミジが色づき、多くの人に愛される理由がわかる景色が広がります。
シーズンは多くの人で賑わうので、車でアクセスする場合は渋滞に巻き込まれないよう早朝など混雑する時間を避ける方が無難です。
足助の町並み(豊田市)|江戸の面影が残る町並み

紅葉の名所香嵐渓のすぐそばにある美しい町並みで、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
重要文化財の旧鈴木家住宅は、足助の街並みで最も古い町家建築です。さらに指定建物棟数が全国で2番目に多く、全16棟あります。現在は主屋が部分公開されていますが、現在も保存工事が続いており、令和12年度に全体公開が予定されています。
建物を見ながらお店を巡ったり、自然を楽しんだりしながら散策してみてください!

伊良湖岬灯台(田原市)|海と空を写す絶景スポット

渥美半島の先端にある灯台で、日本の灯台50選に選ばれています。駐車場から灯台までは遊歩道が整備されていて、灯台の目の前まで行くことができます。灯台に登ることはできませんが、青い海と白い灯台のコントラストが美しいです。夕日の時間もおすすめです。
周囲には、海岸線は美しい砂浜で知られる「恋路ヶ浜」、大迫力の岩「日出の石門」などがあります。また、近くにはフェリーターミナルがあり、伊良湖〜鳥羽間を60分で結んでいます。


