定番の撮影場所から穴場スポットまで、幅広く紹介します。今年の紅葉散策にお役立てください。
河口湖北岸
河口湖の北岸は紅葉と富士山を絡めて撮影できるポイントが点在します。気軽に絶景写真の撮影ができることから、夜明け前から多くのカメラマンがカメラを構え、週末などは特に混雑します。昼間は逆光になるので、写真を撮るなら朝早めの時間がおすすめです。例年11月上旬に見ごろを迎えます。
西川林道
御坂峠へ向かう途中、西川林道へ別れる道があり、しばらく進むと富士山展望スポットが現れます。分岐から2キロほど進んだ先に、急に視界が開ける箇所があります。駐車場などは無いので、道路端に停めた上で撮影する形となります。11月中旬ごろには、カラマツなどの木々が色づき、とても綺麗な景色となります。河口湖北岸と同じく、朝早い時間の撮影が最適です。
二十曲峠
山梨県忍野村にある人気の富士山撮影スポットで、2022年に新たに展望台が設けられました。駐車スペースから降りてすぐ絶景が広がりますが、展望台に向かう林道は狭く、その名の通りカーブが何度も続きますので、運転には十分注意が必要です。
紅葉の時期は日の出は6時頃ですが、紅葉した木々に光が当たるのは9時頃からです。
三ツ峠山
登山口から1時間ほどの登山で絶景ポイントにアクセスすることができます。多くのカメラマンが、山肌の紅葉に朝日が差し込む時間帯を狙いに撮影に訪れます。運が良ければ雲海も見ることができます。三ツ峠山に登ると山荘があり、その横が撮影ポイントになっていますが、さらに山頂方面に登って行ったところにも数ヶ所撮影ポイントがあります。
紅葉台
西湖の正面にある紅葉台は、青木ヶ原樹海と富士山を同時に展望できる場所として知られています。秋口に訪れると、眼下に広がる青木ヶ原樹海の紅葉が見事です。山頂付近にレストハウスがあり、その上から展望することができます。ただし、レストハウスまでの道は未舗装のダート道になるので、運転が不安な方は、下の広場に止めて、登山がてら上まで歩いて登ることもできます。ここは、夕暮れ時に訪れると、西陽に照らされる富士山と青木ヶ原樹海が素晴らしい景色を見せてくれます。
精進湖
精進湖は富士五湖の中でも最も小さい湖です。朝は逆光となるため、撮影には午後が適しています。紅葉自体は少ないですが、立派なモミジの木があり、多くのカメラマンがこの木の撮影に訪れます。
精進湖からの富士山の手前に大室山があるのが特徴です。まるで富士山に抱かれているように見えることから、この景色は「子抱き富士」とも呼ばれます。
富士山五合目 御庭・奥庭
紅葉は標高の高い場所から順に見ごろを迎えます。10月中旬になると、富士山の5号目周辺でカラマツやダケカンバ、ナナカマドの紅葉を楽しむことができます。御庭・奥庭は富士スバルライン5号目の駐車場の少し手前にあります。森林限界の厳しい環境下で根を張る樹木は、下界とはひと味違った迫力があります。タイミングが良ければ冠雪した富士山と一緒に撮影することができます。写真を撮るのは光線の良い午後がおすすめです。
標高は2,300mほどありますので、肌寒く感じることもあると思います。温度調節できる上着を持っていきましょう。
白糸の滝(静岡)
富士山の雪解け水が流れ落ちる白糸の滝は著名な観光地の一つです。しかし、この白糸の滝が、秋には紅葉の名所になることは案外知られていません。富士山と絡めて撮影できるポイントもあり、様々な角度から滝の美しさを眺めることができます。紅葉の時期は周囲と比べても遅く、例年11月末ごろのイメージです。日中の13時前後に訪れると、滝に光が綺麗に差し込む様子を見ることができます。
大石公園 コキア
コキアは和名で「ホウキグサ」「ホウキギ」と呼ばれています。 昔は枝を乾燥してホウキに利用されていたことからその名が付いています。夏は緑で、秋になると真っ赤に紅葉します。大石公園では例年10月中旬から下旬にかけて紅葉が見ごろになります。撮影は、昼間は逆光になるため、朝早めの時間がおすすめです。
山中湖パノラマ台 ススキ
山中湖から三国峠に向かう道の途中、パノラマ台という山中湖と富士山を見下ろす絶景スポットがあり、秋は辺り一面、ススキ野原が広がります。夕日の時間帯はススキが逆光に反射し美しい光景となります。 ススキの見ごろは9月末から10月下旬です。秋は、条件が揃えば早朝に雲海を見ることもできます。
山中湖畔には、高感度のライブカメラが設置されています。
新品価格 |
秋の時期は、雲海シーズンでもあります。下の記事も見ながら、雲海にもチャレンジしてみてください