梅雨の時期こそ訪れたい苔の美しい場所おすすめ5選を一挙紹介します。雨続きで鬱陶しい梅雨も、この景色を見れば気持ちは晴れ晴れとしてくるだろうと思います。
青森県 奥入瀬渓流
十和田湖の子ノ口から流れ出る奥入瀬川は、水の流れが大変美しいことで有名です。特に、奥入瀬渓流は、川沿いの遊歩道を歩いて散策することができ、清流と苔の景色を堪能することができます。四季折々楽しめる場所でもあり、特に初夏のツツジと秋の紅葉が有名です。付近の十和田湖や八甲田山を含め、辺り一体は自然豊かな場所です。
長野県 白駒池
八ヶ岳に数ある湖沼の中でも最も大きいものの一つが白駒池です。北八ヶ岳の標高2000mを超える場所に位置する白駒池の周囲は、鬱蒼とした苔の森が広がっています。標高の高い池ではありますが、国道299号が整備されており、容易に訪れることができます。ただし冬季期間は通行止めとなるので注意が必要です。
福井県 平泉寺白山神社
白山信仰の拠点として、白山の登山口付近に建てられた平泉寺は、参道沿いの苔の美しさで有名です。「北陸の苔寺」とも称されるこの寺は、静寂に包まれた落ち着きのある景色を見ることができます。その美しさは司馬遼太郎『街道をゆく』でも取り上げられるなど、価値のある場所であることを窺い知れます。
群馬県 チャツボミゴケ公園
草津温泉の程近く、チャツボミゴケ公園では、世界的にも珍しいチャツボミゴケの群生を見ることができます。酸性度の強い泉質を特徴とする草津温泉に倣い、この場所も硫黄の匂いが漂います。そんな強酸性の場所を好むチャツボミゴケが広く自生しています。これほど広範囲に自生しているのは珍しく、国の天然記念物にも指定されています。
鹿児島県 白谷雲水峡
屋久島の高温多湿な気候から、希少な苔類も多く生息していると言われており、豊かな自然を楽しむことができる場所です。巨木や岩が苔に覆われている様子は、神秘的な雰囲気を感じさせてくれます。まるでもののけ姫のような世界を味わってみましょう。屋久島については下の記事で取り上げていますのでぜひご覧ください。