【中山道】木曽路の絶景おすすめスポット

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奈良井宿の紅葉 木曽路 歴史・和歌
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“木曽路はすべて山の中である”という書き出しで始まる『夜明け前』は言わずと知れた島崎藤村の名著です。島崎藤村の記した通り、中山道(特に木曽路)は四方を山に囲まれた宿場が多く残っており、往時の様子を伺える貴重な町並及び道路が多く存在しています。

ルート紹介

国土交通省中部地方整備局 飯田国道事務所 - 木曽路の宿場町マップ
国土交通省中部地方整備局 飯田国道事務所の木曽路の宿場町マップです。

中山道69宿のうち11宿が木曽路に属しており、風情のある宿場町の面影が今も残っています。 木曽檜や水辺の景勝地なども魅力の一つです。木曽谷に位置する木曽路及び宿場町は昔から交通の要所として栄えました。その中でもおすすめの絶景おすすめスポットを江戸側(東側)から順に紹介していきます。

贄川関所

贄川関所 木曽路

中山道を往来する人々や、運搬される荷物を管理、取り締まりしていたのが贄川関所です。木曽路には数多くの関所が置かれていましたが、その中でも規模の大きなものの一つです。

場所は少し分かりにくく、国道から線路を超えた先にあります。駐車場はさらにその奥の坂を下がったところに5台ほどのスペースがあります。

贄川関所の中は見学できるようになっており、当時の様子を窺い知る頃ができます。

奈良井宿

奈良井宿の正月 木曽路

中山道木曽路の中で、最も栄えた宿場町の一つです。往時、奈良井千軒と呼ばれるほどの賑わいを見せたこの宿場町には、所狭しと家屋が立ち並んでいます。

背後に、中山道屈指の難所である鳥居峠をひかえており、当時往来していた人たちはここで休息を取ることが多かったようです。当時に思いを馳せながら歩いてみましょう。

木曽福島

木曽福島 木曽路

木曽路の中央部に位置する木曽福島は、当時の宿泊場所として賑わいました。特に「上の段」と呼ばれる区域には、鍵曲や食事処などがあり、散策を楽しむことができます。

細い坂を上がった先が、上の段です。駐車場は、上の段小径の向かい側にあります。駐車場手前の道はかなり狭いので注意しましょう。

寝覚の床

寝覚の床 木曽路

中山道の景勝地として古くから有名であった寝覚の床は、花崗岩特有の造形が目を惹きます。日本五大名峡の一つにも数えられるなど絶景として古より人気のあったことが窺い知れます。

ねざめ亭の駐車場に止めて周辺を観光するのがおすすめです。ねざめ亭のバルコニーから見下ろす景色は、中央本線とともに絶景を眺められるスポットです。そのあとは、臨川寺を越えて下まで降りていくのが一般的です。川沿いの東屋まで行くことができますが、足場は不安定なので注意しましょう。

妻籠宿

妻籠宿 木曽路

妻籠宿の寺下の町並みは、木曽路のメインとも言われるような絶景の景色です。「売らない・貸さない・こわさない」の信条に基づき、地元住民を中心とした保存事業が行われた妻籠宿は当時の様子がそのまま残っている貴重な景色です。

駐車場は、国道の反対側(川沿い)の 町営第二駐車場に止めるのがおすすめです。混雑時には、 町営中央駐車場に止めましょう。

また夕暮れのライトアップや春の桜の時期も見事です。

一石栃立場茶屋

一石栃立場茶屋 木曽路

一石栃立場茶屋は馬籠峠を越える直前に位置します。旅人たちが休息や補給をするための宿場として栄えました。その当時の面影を残しています。

道は舗装されていないため、二輪車含め入っていくことはできません。子安観音付近の道路沿いに車を停めるのがおすすめです。カーブのあたりは数台止められるようにやや広くなっています。

春の枝垂れ桜の時期は見事であり、この絶景は古くから、旅人の疲れを癒やし続けてきたことでしょう。

馬籠宿

馬籠宿 木曽路

中山道木曽路の一つである馬籠宿には当時の街並みを再現した通りがあります。馬籠宿を訪れると、島崎藤村が「木曽路はすべて山の中である」と書き出した様子を象徴するような景色が広がっています。道中には、藤村記念館もあり、楽しむことができます。

また、五平餅や蕎麦などの飲食も楽しむことができ、散策してるだけで楽しい街並みです。坂が多く、足腰の弱い方や雨の日は注意が必要です。

駐車場は無料で、坂の上と下にそれぞれあります。坂の下の方が駐車場広く、土産物店も併設されているため便利かと思います。

新茶屋

新茶屋 木曽路

新茶屋は岐阜県と長野県の県境にあります。もとは宿場間の休憩所としてつくられた「たてば」のひとつでした。古い昔からこの地でたくさんの旅人を迎えていたであろう中山道の雰囲気が残るとても静かな場所です。

後述の落合の石畳とセットでの観光がおすすめです。

落合の石畳

落合の石畳 木曽路

落合の石畳は800m程の石畳が続いており、一部は当時の物がそのまま残る貴重な場所となっています。雨の日は足元が滑るので気をつける必要があります。当時の旅人の思いを感じながら歩いてみましょう。

駐車場は、一度石畳を通り過ぎて新茶屋の手前で右折したところにあります。付近には、「是より北 木曽路」と書かれた碑も見つけられます。

まとめ

木曽路には、当時の文化を伝える貴重な観光資源がたくさんあります。国道19号沿いに数多くの見所がありますので、途中立ち寄りながら行くのがおすすめです。絶景箇所も多く、撮影スポットとしても最適です。ぜひ一度は行ってみてください。

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