全国おすすめ城下町12選を紹介!街の成り立ちや特徴についても解説 食べ歩きや観光スポット情報も

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全国各地にある有名な城下町、武家屋敷を一挙紹介します。歴史を感じながら、それぞれの城下町の特徴を掴むことで、より一層観光を楽しめること間違いなしです。

青森県 弘前

岩木山の麓、弘前の中心街には現存天守・弘前城があり、その周辺には城下町が広がります。東北にしては珍しく大規模の城下町であるため、貴重な歴史を感じられる場所として知られています。生垣や門など、武家屋敷的側面を多く見せる中、弘前城の周囲には洋風建築が点在していることも特徴です。国内でいち早く文明開化の波に乗ったこの弘前では、和洋折衷の文化を感じることができます。

また弘前城南西部には禅林街と呼ばれる曹洞宗寺院が33つも並ぶ全国でも珍しい場所があります。まっすぐな道路に寺が立ち並ぶ様子は美しく、こちらも歴史を感じられる場所となっています。

埼玉県 川越

蔵造りの建物が特徴的な川越の城下町は、小京都とも呼ばれ、伝統的な町並みを残している場所です。大きな鬼瓦の屋根、漆喰の壁、分厚い観音開きの窓など、江戸時代の城下町の雰囲気をよく感じることができます。川越のシンボルである時の鐘は、今でも現役で時間を知らせる役割を持っています。通りには飲食店も多く立ち並んでおり、食べ歩きしながら散策するのにもおすすめです。

岐阜県 高山

城下町、商人町として発展した高山の町並みは、飛騨高山の観光の拠点ともなる著名な観光地です。国内外から多数の観光客が訪れ、日中は相当の賑わいを見せます。一方、朝夕には人足が一気に途絶え、一転静かな空気が流れることとなります。高山駅からも程近く、電車でのアクセスも容易な場所ですが、マイカーで訪れる際は、周囲は狭い道が多いため、十分注意が必要です。

石川県 金沢

ひがし茶屋街や主計町茶屋街と比してマイナーな場所であり、忘れられがちなのが金沢の長町武家屋敷跡です。金沢城の城下町として発展した金沢は、武家屋敷も豪壮な町並みとなっています。12月に入ると、冬支度として土塀に薦掛けが行われ、春先まではその様子を見ることができます。金沢を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい場所です。

岐阜県 岩村

岩村は江戸時代に東濃地方の中心地として栄えた城下町であり、その賑わいを現在に伝える特色ある町並みです。鍵曲や塗屋造の主屋など武家屋敷の特徴を感じることができる場所でもあります。五平餅や和菓子店など古より慕われるお店が並んでおり、周囲を散策するだけで楽しい場所です。

なお岩村城は、日本三代山城や日本のマチュピチュとも言われるような石垣の有名な城です。ぜひセットで観光してみましょう。

三重県 松坂

伊勢街道や和歌山街道などを行き交う多くの旅人で賑わったのがこの松坂の地です。城下町は、宿場町としても栄え、経済の中心地としての機能も持ち合わせていました。その中でも御城番屋敷は全国でも珍しい組長屋となっており、当時の様子を偲ぶことができます。

滋賀県 近江八幡

八幡山の麓に古い街並みが広がる八幡堀は、近江八幡の中心観光地として、多くの観光客が訪れる場所です。安土桃山時代に豊臣秀次が八幡山城を築いたのが城下町の始まりで、江戸時代に琵琶湖の水を引いて物資を運搬するために掘削されたのがこの八幡堀です。

ドラマや映画の撮影ロケ地にも度々使われる美しい街並みは一軒の価値があります。お堀から町並みを眺めることができる屋形船や、ロープウェイ、クラブハリエとセットで観光しましょう。

兵庫県 出石

但馬の小京都とも称される出石の城下町は、日本書紀や古事記でも名前の上がるような歴史の古い町並みです。町並みの保存活動も早くから取り組みが始まり、全国に先駆けて町並み保存が進められた場所でもあります。花崗岩を利用した赤ぽい色の土壁が特徴的で、辰鼓楼と併せて豊岡の観光拠点となっているような場所です。

島根県 津和野

津和野は、山陰の小京都とも呼ばれています。 町の中心部にある殿町通りには、城下町の古いたたずまいを残しており、歴史を感じさせる建物が並んでいます。初夏にはカキツバタが咲くなど、四季折々楽しめる町並です。また石州瓦の屋根は目を惹きます。

付近には、太皷谷稲成神社や津和野城や森鷗外記念館など、見どころが沢山あります。

また津和野で有名な鷺舞神事は、国の重要無形文化財に指定されている古典芸能神事です。

山口県 萩

萩城周辺に広がる城下町は、碁盤目状に整然と区画され、武家屋敷はもちろん、商業地なども広がっていました。萩の武家屋敷は、白壁やなまこ壁が特徴的で、非常に美しい景色が続きます。特に、菊屋横町では「日本の道100選」にも選ばれるような風情ある町並みを歩くことができます。みかんの季節には、塀からみかんが垂れ下がる様子を見ることができ、美しい街並みに彩りと香りを添えます。

大分県 杵築

国東半島の付け根部分に位置するのが杵築の城下町です。杵築の地名は元々「木付」でしたが、江戸幕府の朱印状に誤って「杵築」と記されて以来「杵築」城になりました。杵築城から伸びる谷町通りを挟み、向かい合うように塩屋の坂と酢屋の坂があります。それぞれの高台が武家屋敷となっており、谷間が商人の町となっている“サンドイッチ型城下町”です。小ぶりながらも雰囲気の良いおすすめの城下町です。

大分県 臼杵

臼杵城は戦国時代にキリシタン大名であった大友宗麟が築いた城です。当時は海に囲まれていましたが、現在は埋立られています。そんな臼杵城の城下町は、阿蘇山の火山灰が固まってできた凝灰岩の丘の上にあります。あちこちの岩を削り取って道を通したため、狭い路地のいたるところに城下町の面影が残っています。高い石垣や重厚感のある瓦屋根が坂沿いに続きます。寺院も集まるなど、歩いているだけで歴史を感じ取ることができます。近くには、国宝の臼杵石仏もありますので併せて訪問すると、歴史を感じるのにぴったりです。

⇩九州の城下町は別記事でも取り上げてますので下リンクよりご確認ください!

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