【重伝建】山陰の小京都・津和野で町歩きしてきた!

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風景・絶景
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ちょっと前ですが、島根県津和野町の古い町並みを見て来ました。

津和野町は島根県の南西にある町で、山口県に隣接しています。

重伝建とは

津和野の町並みは、重伝建(じゅうでんけん)に指定されています。重伝建とは、正式には「重要伝統的建造物群保存地区」といい、重伝建はそれの略称です。定義はこんな感じです。

昭和50年の文化財保護法の改正によって伝統的建造物群保存地区の制度が発足し,城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになり、(中略)我が国にとって価値が高いと判断したものを重要伝統的建造物群保存地区に選定します。

文化庁ホームページ

簡単に言うと、昔から残る歴史的な町並みを保護して後世に残しましょうということです。有名所だと、岐阜県の白川郷や、岡山県の倉敷美観地区なんかがそうです。

なので、古い町並みに行ってみたいと思ったら、まずは重伝建に登録されている町並みを調べてみるといいかもしれません。

文化庁ホームページには、重伝建一覧が掲載されていますが、現時点(令和5年1月)で126地区が登録されています。地域では、西日本が圧倒的に多いですね。

津和野の町並み

・武家地と商人地が併存

・石州瓦の赤い屋根

・殿町通りを流れる水路

津和野町は島根県の南西にあり、津和野川に沿う形で町並みが広がっています。

山沿いにはJR山口線が通っています。タイミングが合えば新山口〜津和野間を走るSLやまぐち号が見られますが、現在は炭水車不具合で運休となっているそうです(2023年1月時点)

太皷谷稲成神社から津和野の町並みが一望できる

「殿町通り」には武家地、「本町通り」には商人地が存在し、その地区割は江戸時代からほとんど変わっていません。

幕末から昭和初期にかけて石州瓦の町並みが形成されていきますが、カトリック教会など洋風な建築物も建てられました。

殿町通り

殿町通りには道の両側に水路が流れており、鯉も泳いでいるので、白壁と調和してとても風情があります。毎年6月頃には花菖蒲が咲くので、次はその頃に行ってみたいです。

商人地

ちなみに津和野の町並みは文化庁が認定する日本遺産に登録されています。

太皷谷稲成神社

日本五大稲荷の一つに数えられる、太皷谷稲成神社。稲荷ではなく稲成と書きます。島根県では出雲大社の次に参拝者が多いそうです。

町並みから車で5分ほどです。

まとめ

津和野には他にも津和野城や鷺舞神事などたくさんの見所があります。

また、津和野は森鴎外の出身地でもあります。遺書には「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」という言葉を遺されていますが、この言葉からは故郷津和野への思いを感じられます。そんな森鴎外の記念館も津和野にあります。

ぜひ歴史の町、津和野に一度足を運んで見てください!

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