日本には多くのお城がありますが、その中でも歴史的に価値のあるものとして国宝に指定されている店主が全国に5つあります。今回は、その5つを季節の写真とともに紹介していきます。
長野県 松本城
松本城は黒漆が塗られた全国でも珍しいお城です。五重六階と表されるこのお城は、外観は五重ですが内部は6階建の構造となっていることが、松本城の見どころのひとつです。
黒と白のコントラストのある城が、遠く望む北アルプスの山並に映えて、美しい姿を見ることができます。特に春先に訪れると、新緑の柳、満開の桜、残雪の北アルプスを同時に見られる場所として多くの人が集まります。
美しい山々に囲まれた松本盆地のシンボル的存在として昔から地元の人たちに親しまれてきました。
愛知県 犬山城
通称「白帝城」とも呼ばれる犬山城は、木曽川のほとりの小高い山に建てられた城です。尾張と美濃の国境に位置していたことから、何度も激戦の地として戦いが行われてきた歴史があります。周辺には城下町が広がっており、古い街並みが今にも残るなど歴史の流れを感じ取ることができます。
小さな天守ではありますが、店主が山の上に位置していることから、木曽川はもちろん、遠く濃尾平野や御嶽山までを望むことができます。伝統的な漁法である鵜飼の場所とも知られており、毎年夏の時期には木曽川うかいを見ることもできます。
滋賀県 彦根城
琵琶湖の湖畔に立つ彦根城は、城下の玄宮園とともに風光明媚な観光地として人気があります。
彦根城天守からは彦根市街や琵琶湖の景色を一望することができ、特に桜の季節には桜の名所としても知られています。彦根城は、日本の歴史と文化を象徴する重要な建築物の一つとして、多くの人々に愛されています。
小高い山の上に建つ彦根城は、その姿を東海道新幹線からも一瞬見ることができます。
兵庫県 姫路城
世界遺産にも指定されている白壁の城は、その外観から、別名を白鷺城を呼ばれています。日本初の世界文化遺産として登録された経緯もあり、世界的に見てもとても価値のある建造物です。2015年に平成の大修理を終え、さらに綺麗な姿で生まれ変わりました。
築城以来、一度も大きな戦災に遭わず、天守をはじめとした約100棟の歴史的建築物が現存していることでも知られています。そのため、櫓や塀、門などにも歴史的価値が認められ、城内には数多くの国宝や重要文化財を見ることができます。
姫路駅から歩いて行ける距離に位置しており、アスセスの良さも魅力の一つです。特に桜の時期にはその絶景を見に、多くの観光客が訪れます。敷地内には動物園も併設されており、セットで観光するのがおすすめです。
島根県 松江城
松江城は、かつて山陰地方の政治経済の中心地であった場所に建てられており、山陰地方唯一の現存天守です。小高い丘の上に位置していることから、天守からは宍道湖を一望することができます。
戦乱の渦中に建てられたこの松江城は、実戦的な城として知られており、石落とし等の迎撃準備や籠城の設備等も整えられています。天守を見学すると、そんな往時の様子を窺い知ることができます。
桜や紅葉など季節の風景を楽しむ場所としても有名です。なお松江城が国宝に指定されたのは2015年と、割と最近の話です。
まとめ
国宝の城を絶景写真とともに紹介しました。多くの城を訪れ、見比べてみるのも面白いかもしれません。この記事を参考にぜひ訪れてみてください。