雪景色
冬は寒くて外に出るのも億劫になりがちですが、雪が降ると見慣れた景色も大きく印象が変わります。
写真は白鳥山から見た霧島連山最高峰の韓国岳(からくにだけ)の雪景色です。標高1,700 mで霧島錦江湾国立公園に属します。硫黄山の活動が活発になる時もあるので、登山ルートに規制がないか事前に確認することをおすすめします。
夜景
冬は空気も澄んで夜景鑑賞にも適した季節です。写真を撮るなら日没頃から徐々に暗くなっていくマジックアワーの時間帯がおすすめです。写真はお台場から見たレインボーブリッジと都内の夜景です。普段の白色のライトアップも綺麗ですが、名前の通りレインボーにライトアップするのは冬の限られた日だけなので注意が必要です。
他にも日本三大夜景として有名な、函館山(函館)・摩耶山(神戸)・稲佐山(長崎)は定番の撮影スポットです。いずれも日米修好通商条約によって開かれた港です。2003年に新日本三大夜景として、皿倉山(福岡県北九州市)、笛吹川フルーツ公園(山梨県山梨市)、若草山(奈良県奈良市)が選定されました。
イルミネーション
冬になると各地でイルミネーションのイベントが催されます。夜景と同じように、空気が澄んでいるのでとても綺麗です。冬場は日没も早いのでゆっくりと楽しむことができます。
有名どころでは、渋谷の青の洞窟や、栃木のあしかがフラワーパーク、長崎のハウステンボスなどがよく話題になりますね。
水仙
冬はあまり花が咲くイメージはないかもしれませんが、水仙は冬に撮影できる貴重なお花です。地域によっても異なりますが、12月末〜2月にかけて見頃を迎えます。水仙は、見頃の地域差があることに加え、毎年の気候次第で、咲く時期も大きく変動します。訪問前には、自治体のHP等で開花状況を確認することをお勧めします。
南あわじ市にある『灘黒岩水仙郷』や、福井県の『越前海岸』、千葉県の『南房総・鋸南町』は日本三大水仙群生地と言われています。水仙は(ニホンスイセンは特に)、近づくと良い香りが漂ってきます。水仙の匂いはストレス軽減効果があるとも言われるほどの心地よい香りです。ぜひ、現地を訪れて五感で水仙を堪能してみてください。
菜の花
菜の花は春のイメージがありますが、早いところでは12月〜1月頃から咲き始めます。菜の花は咲いている場所も多く、見頃の時期も長いので色々な場所で長い期間楽しむことができるのもいいですね。
写真は神奈川県横須賀市にある長井海の手公園ソレイユの丘で撮影したもので、天気の良い日には富士山と菜の花という贅沢な景色を見ることができます。富士山と絡めて撮れるところとしては、神奈川県の吾妻山公園もおすすめです。
星
空気の澄んだ冬は星空撮影、天体観測にも最適です。毎年冬に「ふたご座流星群」・「しぶんぎ座流星群」も見られます。
写真は赤城山の大沼湖畔にある赤城神社で撮影したものです。一等星の数が多く空が賑やかで、オリオン座やおおいぬ座といった有名な星座を鑑賞できるのも冬ならではです。冬の夜なので寒いですので、暖かい格好をして楽しみましょう。
まとめ
冬はあまり撮るものがないと思いがちですが、冬だからこそ撮れる被写体もたくさんあります。夏に行ったあの場所も、雪が降ったら違う場所のように感じるかもしれません。ぜひこの記事を参考に冬の撮影に出掛けてみてください!